社長メッセージ

 

2021年4月近況

当社も例外なく、感染力が高く、重篤化の可能性が高いと言われているCOVID-19変異種による感染再拡大の脅威に迫られています。その中で、社員とその家族の感染リスク低減と、事務所内クラスター発生に伴う設計業務の中断や日程遅れ等でお客様へかけてしまうご迷惑(リスク)を最小限にする為に、全拠点を在宅勤務としました。全社一斉の在宅勤務化に伴い、レスポンスの遅延やサービスの低下が起きない様、社員一同、細心の注意を払い誠意をもって対応してまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

さて、米中貿易摩擦の更なるエスカレーションとCOVID-19の感染拡大の脅威が続く中、当社は昨年度に続き、半期ベース(2020年11月~2021年4月)で、過去最高の売上を計上できる目処が立ちました。これは、主力事業のLSI設計受託が好調なためで、技術者の設計力、マネージメント力をお客様に高く評価頂き、継続的な開発依頼が増え続けているからです。この勢いは今後も継続する見込みで、お客様のご期待に応えられる様、さらに高品質化・効率化した設計サービスを磨いてまいります。

次に前回この欄を借りて紹介させていただきました、ON Chip学習機能(教師機能)を搭載したSAM型スパイキング ニューラル ネットワーク(SNN)のLSI化と、大手企業様とのアライアンス締結に伴うターンキービジネス開始の2つが大きく前進しました。この場を借りて、簡単ではありますが紹介させていただきます。

ON Chip学習機能搭載SAM型SNNのLSI開発

Deep leaning(深層学習) AIとは異なり、個々人もしくは個別の利用状況に合わせたウエアラブル向けで、ON Chip学習機能が付いたSAM型SNNのLSI化が、2021年3月16日にNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「AIチップ開発加速のためのイノベーション推進事業」として採択されました。これは、国が進める情報の高度な利活用促進に向けた開発案件の1つとして助成対象に選定されたことになります。

2021年末までは、基礎研究に注力してまいりますが、現時点で筋電センサー、音源、音声の何れかを入力データとし、On Chip上で学習させ、学習結果に合わせ市販のロボットハンドを制御し、グー、チョキ、パーと動作させる事が出来ました。まだまだ改善すべき点は多くありますが、改良を加え皆様に紹介できるレベルになりましたら、このサイトに動画を掲載いたします。

SAM型SNNのLSI化は、ある目的を達成させるための道具や手段に過ぎません。その目標達成に向け、5月後半に熊本県商工労働部産業支援課様、熊本高等専門学校様、肥後銀行様と当社(産学官連携)でプロジェクトのKickoffを行う予定です。
今後の進展にご期待ください!!

ターンキービジネス

2021年3月吉日 ㈱トッパン・テクニカルデザインセンター様と弊社は、アライアンスを締結いたしました。相互の強みを最大限発揮できる、アナログとデジタルと上述したエッジ用AI(ネットワーク末端用AI)を混在した、国内でも数が少ないアナログ・デジタル混載LSIに特化した、ターンキービジネスを開始します。同時に、ターンキービジネスには欠かせない、スペシャルなIPを【より安く、使い易く、開発期間の短縮】につなげられる様、ルネサスエレクトロニクス社様にIPライセンスパートナーに認定頂きました。更に、より良いサービスがご提供出来るよう、ARM社様をはじめ、Cadence社様、Synopsys社様のIP 及び 設計ツールに対しても協議させて頂き進めています。サービス開始まで今しばらく準備に時間を要しますが、一日でも早く開始できる様、最善を尽くしてまいります。

2021年4月 代表取締役 池田 浩司

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