社長メッセージ

2022年2月近況

COVID-19の感染拡大、非常事態宣言、蔓延防止法、米中貿易摩擦、ウクライナ侵攻リスク、物価高騰等、世の中暗くなる情報ばかりが目に付きますが、当社の経営理念である「私たちは、熊本から世界へ、明るく楽しい未来を提供」出来る様、全社員一丸となって頑張っております。

2021年度 事業決算報告(2021年/11月~2022年/10月)

売上および当期純利益
 2021年度予算編成時は、先行きの見通しがたたない非常に困難な経営を覚悟致しました。しかし、これまでの誠意あるお客様ファーストのLSI設計受託が認められ、売上は8年連続で過去最高額を計上する事が出来ました。当期純利益については、新規事業への投資と年金積立制度の変更等で過去最高額とはいきませんでしたが、7,000万円を超える非常に頑張った数値を計上する事が出来ました。私達を支えてくださった多くのお客様、会社様 及び 熊本県庁の皆様方に深く感謝申し上げます。

LSI設計受託事業
 当社の主力事業であるLSI設計受託は2021年度半ば頃からその勢いを増してきました。国内のお客様からは数年以内に設計人員の倍増を要望され、海外(2社)からは最先端プロセスを用いた大規模設計受託への協力依頼を頂く等、非常に好調な状況となりました。そのような商談をいただく中、人員不足問題により業務受注を断念せざるを得ないものも多くありました。

ターンキー事業
 2021年度後半から本格稼働を開始したターンキー事業の立上げは順調に推移し、凸版テクニカル・デザインセンター社様と新規商談受注に向け、大詰めを迎える状況まできております。このビジネスの受注活動に必要な設計資産は、昨年度提携した「ルネサスエレクトロニクス社様のIPを活用したBUS Sub-Systemの構築」およびARMアーキテクチャとBUS Sub-Systemを搭載した「FPGAと開発用ボード」であり、これらの準備が順調に進んでいる事がアドバンテージを得られているとの認識です。
 キービジネス開始の2つが大きく前進しました。この場を借りて、簡単ではありますが紹介させていただきます。

新規事業
 健康寿命の延伸と地域住民のQuality of Life(以降QoL)の向上を目的とした新規事業においては、新エネルギー産業技術総合開発機構(以降NEDO)の助成事業の推進、熊本県の新10か年計画に当たるUX-Projectへの参画、熊本高専様との継続した新技術の構築 及び 現役の保健師を交えた健康寿命に繋がるテーマの選定と分析 及びAI技術を用いた初期症状の洗い出し等々、多角的なアプローチにより順調に推移しております。 ※AIを用いた初期症状の洗い出しの紹介動画(youtube)

新卒採用
 創立から間もない当社に取って大きな課題の一つであった「新卒採用」も、日々の活動成果や高専/大学との共同研究が認知度向上につながり、期待通りの採用が進んでおります。2021年の6名に続き、2022年4月には5名の若者が入社する予定で、社員数は64名、従業員総数は、94名になる見込みです(22/1/25時点予測)。

与信力・信頼性
 企業の与信力・信頼性を図る基準として、民間信用調査機関の評価があります。今回、世界最大3億件を超える企業情報をもつ東京商工リサーチ(TSR)社様による【経営者能力、成長性、安定性、公開性・総合世評】の4つの視点による総合的評価で、項目の合計点数が全国で上位8%にランクインしました。客観的な評価をいただけたことは大変光栄なこととなりました。

2022年度見込み

 2022年度、当社にとってどの様な明るい未来が待ち受けているのか?
COVID-19、地政学的リスク、物価高騰等による景気悪化等の不安をかかえつつも、皆様と当社の社員とその家族に幸せを与え続けられる企業を目指し、その多くの期待に応えるべく、本年度も日々努力と新たな価値を創造してまいる所存です。

経営数値目標と課題
 売上は少し控えめな10億円越えを設定しております。控えめとは、当社の次の10年に向けた「社内強化」に多くの資源を注力する為、本年度は売上額をあえて抑えるという意図です。主業務であるLSI設計受託事業は2022年度も好調で、年度開始早々、海外企業/新たな国内企業様から新規ビジネスのお話を頂いております。その一方で、事業が急成長を続ける中、人と時間を人財育成に費やすことの重要性を考える時期に差し掛かっていると考えるのです。
また、昨年度立上げた新規事業のターンキー、および健康寿命の延伸とQoLの向上に対し、昨年度より多くの投資を行うため、経常利益や当期純利益は多少減少する見込みですが、原則借入なしの無借金経営を継続します。

LSI設計受託事業
 設計受託事業は前述した様に好調が続く見込みですが、売上/利益の追求以上に複数年に渡る新たな枠組みを形成中で、設計受託との両輪で進めつつ、社内強化を推進していきます。来年以降 この取組の成果が数値としてお伝え出来るものと考えています。 

ターンキー事業
 前年度に引き続き、設計資産の整備と拡充を続け、新たにAIコアを組み込んだターンキーソリューションの立上げに着手してまいります。この活動については、社外Webに掲載する予定で、早ければ 5月頃にご紹介できればと考えています。

新規事業
 健康寿命の延伸と地域住民のQoLの向上を目的とした新規ビジネスも新たな局面を迎える見込みです。今年度上期中に、熊本県内の市町村様と具体的な会話を始めると共に、試作品の1号機を年度内に完成させ評価結果を展開できる所まで目指して行く計画です。乞うご期待ください。

NEDOの助成事業
 【2年目のステージゲート審査】が終了し、1月31日に「ステージゲートの通過:2年目の事業継続」の合格判定をいただきました。新たなアプリケーション開発に着手できる資金の一部を助成頂けることになります。

2022年2月 代表取締役 池田 浩司

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